競艇予想の「肝」、それは「思惑」の見極めにある
6艇で争われる競艇、当然すべての艇は1着を目指しレースに臨む。
そのレースの裏側には通常知り得ぬことができない選手間の思惑が幾つも交錯している。
準優へむけての勝負駆け、3着条件の場合などは無理して1着を目指すことはしない。
下手に勝ちにいきと飛ばされて大敗は最悪の結果なのだから。
基本競艇は個人の戦いではあるが、実際のところは100%個人の戦いではない。
持ちペラ制の時などは複数の選手が集まりグループでペラ開発にあたっていた。
グループの1人が成績を上げ出すと、同グループの他の選手も成績が上がり出すという現象が起きていたのがいい例だろう。
人間関係は時に重要なファクターとなる。
お互いがいがみ合う中、レースが行われればあから様とまではいかないが、その反発心から両者一歩も引かずに競って共倒れというケースも多くある。
現役A1レーサーの服部幸雄は以前「水の上では先輩も、後輩も関係ない」と言っていたが、場合によっては、同じ地元選手や顔みしりの選手に着を譲るとまではいかなくても、援護するように航走するケースなどは頻繁にある。
豊富なデーターを武器に精度の高い情報を提供
競艇専門紙には選手のコメントが掲載されているが、それを盲目的に信じるのは危険である。
専門紙は選手の目に触れるもの、ライバル選手に向けて自分の手の内を晒し出す選手なんていないし、自分の感情を露わにコメントする選手なんているわけがないのである。
ましてや「地元の先輩が準優勝負駆け、チャンスのない自分は○○選手の援護に回ります」なんてことは、間違っても口にするわけはないのだ。
全国競艇場に幅広いネットワークを持つボートチャンネルは、独自のルートで情報を入手。
当節に駆ける選手の意気込み、選手間の人間関係をも完全に掌握、現地スタッフがモーター機力を正確に掴み、豊富なデーターを武器に精度の高い情報を提供し続けている。