競艇初心者ガイド－競艇の基礎知識－

ボートレーサーを目指すには養成所に入所すること

ボートレーサーにはA1からB2まで4種類のランクがあります

ボートレーサーとは、その名の通り、水上のボートレースのプロフェッショナルであり、立派な職業です。プロ野球の選手を目指すなら、子どもの頃から少年野球や部活動で野球の試合に出場した経験などが必要ですが、ボートレーサーは船を操縦することによって他のレーサーと競い合うので、未経験者が多いようです。

現在、ボートレース業界には、約1600人ものレーサーが存在していますが、すべて同じランクではなく、最上級がA1、その次にA2、B1、そしてもっとも低い階級はB2となっています。

ボートレーサーの階級は勝率によって振り分けされる

ボートレーサーの階級は、ボートレースの勝率によって振り分けられており、最上級のA1は約1600名のうちわずか20%と言われています。ランクによっては、出場できないボートレースもありますが、A1級のボートレーサーのみが出場可能なレースでは、優勝賞金も最高ランクとなっています。ボートレースの勝率について、これを数式で表わすと着順点の合計を出走回数で割ることで算出されます。

ボートレースは女性にも大人気！　女性レーサーの活躍にもご注目あれ

近年は女性のボートレーサーも増えていますが、全体のうち約10%が女性で、女性レーサーのみ出場可能なレースもあります。しかし、男性レーサーと女性レーサーが出場可能なレースも増えており、女性レーサーがどのような活躍をするのか、それも見所のひとつです。

新人からベテランまで幅広い年代のボートレーサーの年収や優勝賞金は？

現在、ボートレーサーとして活躍している人の年齢はもっとも若い人で10代ですが、60代のベテランレーサーも圧倒的な存在感を見せつけています。気になるのはボートレースの優勝賞金ですが、ボートレースにもピンからキリまであります。一般戦では60万円台から80万円台、ボートレーサーの平均年収は約1600万円と言われています。

賞金の他には日当や各種手当てが支給されます。最上級のA1級の平均年収は約3300万円、A2級は約1800万円、B1級は約1100万円、最下級のB2級では約500万円ですから、かなりの格差が生じています。

ボートレースは過酷なスポーツといったイメージがあるかもしれませんが、幅広い年代のボートレーサーが活躍しており、他のスポーツ業界と比較してもプロの選手としては寿命が長いのが特徴です。

ボートレーサーを目指すまでは短くて長い道のり

ボートレーサーを目指すには、養成所に通い、ボートレースの基礎から応用、操縦の技術などについて訓練を受ける方法があります。現在、ボートレーサーとして活躍する人の中には、水上のスポーツをまったく経験したことがない人も多く、養成所に入所してからわずか1年の訓練で、ボートレースに出場する人もたくさんいます。

しかし、ボートレーサーを目指す人なら、誰もがなれるというわけではなく、養成所に入所するには試験が実施されており、合格率がかなり高くなっており、30倍以上とも言われています。水上の競技であるボートレースは、観客から見ればスリリングでひとときも目が離せないほど引きつけられるものがありますが、ボートレーサーにとってはまさに命がけであり、養成所での訓練、プロのレーサーの指導は厳しく、一流のボートレーサーを目指すには、その道のりはとても険しいものです。

ボートレーサーを目指すための養成所は全寮制となっており、養成機関は1年間です。「わずか1年でボートレースに出場できるの？」と思うかもしれませんが、レーサーを目指す人たちにとっては、とても長くて苦しい、そして中身の濃い1年になることでしょう。

ボートレーサーの年収は高いと言われていますが、養成所で厳しい訓練を受けており、未経験からのスタートで1年後にはレースに出場するのですから、本当にすごいことです。ボートレーサーにはいくつかのランクに分かれており、レーサーの実力の違いによって、おもに4つのクラスに分かれています。ボートレーサーのクラスによって、平均年私有にも格差が生じており、ハイクラスになるほどハイレベルなボートレースに出場することができるようになります。