競艇初心者ガイド-競艇の基礎知識-
ボートレーサーはボートレース場でふだんどんな毎日を過ごしているの?
ボートレーサーの見た目は華やか!でも通常はレース場に管理されている
ボートレーサーはカッコイイ!と思うかもしれませんが、見た目が華やかなものであるほど、人の見えないところでは苦労をと努力を重ねているものです。ボートレースを観戦する人にとっては、ボートレーサーは憧れの存在ですが、ふだんはどのように過ごしているのか、どんなライフスタイルなのか、ちょっぴり気になりますよね。
ボートレーサーは、体力作りや体重管理が大切ですから、生活習慣や食生活に日々神経を遣っています。一般人のように、朝から夕方まで仕事をして、夜は居酒屋でも行って軽く一杯のつもりが、仲間と話が弾み、飲み過ぎ食べ過ぎというような生活は、ボートレーサーにはもってのほかです。
ボートレーサーである以上は、レースに出場するわけですから、厳しいウエイトコントロールが必要となります。適正な体重を維持していくためには、体重制限が設けられているわけです。とくにボートレースに出場する時期が近づくと、ボートの整備を行い、レース開催時期にはこまめに試運転を行うなど、ストイックな日々を過ごしています。
ボートレーサーの前日はどう過ごしているの?
ボートレースが開催される前日には、レース場に集まり、身体検査や持ち物検査が実施され、携帯電話やスマホなどの通信機器は預けなければならないので、その間はプライベートでメールやラインなどもできません。この検査はレースの前日に必ず実施されていることから、これを前日検査と言います。集合時間はきちんと守るのが鉄則で、遅刻した場合は出場停止となり、さらに厳しい罰則があります。
ボートレース開催期間はボートレーサー専用の寄宿舎で生活
レース期間中は、ボートレーサーは外部と接触することを禁じられており、寄宿舎で毎日を過ごすことになります。集団生活ですから、1日の生活リズムが規則正しく、厳しい規律の中で生活しています。レースが開催される間は、合宿しているような雰囲気になり、気持ちをしっかり引き締めてボートレースの試合に臨みます。
ボートレース開催期間のボートレーサーのスケジュールは?
それでは、ボートレースの期間中のスケジュールは、どのような感じなのでしょうか。基本的に1日のうちに12ものレースが行われており、全国各地のレース場では午前中からお昼過ぎまで行われるところもあれば、お昼前から夕方、お昼過ぎから夜にかけて行われるところもあります。
時間の区分によって、モーニング、デイ、ナイターと呼び名がついており、モーニングは麻9時前後からお昼3時半前後までの時間帯、デイは朝11時前後から夕方4時半前後まで、ナイターはお昼2時30分前後から夜8時半頃までボートレースが開催されます。この他にはサマータイムと呼ばれる時間帯があり、お昼12時半頃から夕方6時半頃まで開催されます。
ボートレースで活躍するボートレーサーには階級がある
それでは、ボートレースで活躍するボートレーサーに目を向けてみましょう。近年は女性ボートレーサーの活躍も目覚ましく、男性の若手ボートレーサーも年々増えていて、これから先の活躍がますます楽しみなところです。ボートレースの種類によっては、ファンからの人気投票をもとに出場者が決められることもあります。
ボートレーサーとしての経験豊富なベテランもいれば、新人のボートレーサーもいますが、登録して5年以内の人はフレッシュルーキー、登録して6年以上でなおかつ階級がA2級以上の人のことをトップルーキーと言います。ボートレーサーにはおもに4つの階級があり、最上級がA1級ですから、A2級は上から2番目の階級ですね。
ボートレーサーによって得意技や戦略スタイルがある
ボートレーサーによって、戦略法やもっとも得意とするスタートコースにもさまざまな違いがありますが、それも見どころのひとつですね。とくにここ数年間にボートレースの人気が拡大していて、どのボートレーサーもハイレベルですから、その中で誰が優勝するのか予想するのみ楽しみですが、どんなレースを見せてくれるのか、楽しみなところです。
ボートレース業界の専門用語には、差し屋、イン屋という言葉がありますが、差し屋とは差しが得意であることを言い、イン屋とはインコースの逃げが得意であることを言います。ボートレーサーによって得意不得意がありますが、それぞれの持ち味を活かして、全力疾走でレースに臨んでいます。
新人からベテランまでボートレースの師弟の強い絆が生まれる
プロ野球や大相撲の世界では先輩に対して敬いの心を持ち、礼儀正しく振る舞い、時には指導やアドバイスを受けることもありますが、ボートレースの世界でも同じような感じです。養成期間修了後、プロのボートレーサーとしてひとり立ちすると、ベテランのボートレーサーと接触する機会も多く、時には指導を受けることもあります。
このような関係のことを師弟関係と言い、師匠となるボートレーサーは中堅以上の人が多く、レースの戦法などについてアドバイスを受けることもあれば、ボートの整備について指導を受けることもあり、新人ボートレーサーとの間に強い絆が生まれます。
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